【考察】シリーズ1_純正最強決定戦のオーダーはどうあるべきなのか③(検証1,2)
◇本記事はこちらの記事の続きとなります
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では早速検証していきましょう。
【検証方法】
01. 12球団のMVP獲得者のオーダー数値を確認(他球団との比較による傾向確認)
下記図は12球団のMVP獲得者の「スピリッツ・コンボ」を散布図としてプロットしたものになります。補助線として2本、最新選手スピリッツライン(使者考慮なし)、コンボ10,800ライン(主要コンボ4つ)を引いています。
こうみるとMVPのオーダーは大きく3つの領域に分けられています。
① スピリッツもコンボも補助線を超えている(バランス型/領域:右上)
・最新シリーズのみで一定のコンボが出せる、あるいは過去シリーズを入れていても使者でカバーできている
② スピリッツは超えているが、コンボは超えていない(スピ型/領域:左上)
・最新シリーズのみでは一定のコンボが出せないので、最低限のコンボ+使者で差をつけている(使者寄せ)
③ スピリッツは超えていないが、コンボは超えている(コンボ型/領域:右下)
・最新シリーズのみでは一定のコンボが出せないので、過去シリーズを複数人入れてコンボを優先して出しに行っている(コンボ寄せ)
今回のデータだけの見解となりますが、やはり安定すると思われる①のところに各球団が集まる傾向にあります。最新シリーズをしっかり入れてスピリッツ・コンボを担保しつつ、型落ちを入れない(最低でも1-2枚)に留めるのが定石ということでしょう。
また、大きくズレているところにプロットされている球団については、下記などのパターンが考えられます。
- 最新シリーズのみではコンボを考慮したオーダーを組むことが難しかった球団(=過去選手を複数入れるよりはスピ押しのほうが良い/過去選手を複数入れてコンボ(+ステ)押しの方が良い)
- 混戦の中で最終日に上手く浮上できた球団(最後5タテでの浮上)
それでは、次に各球団のMVP・Best9の妥当性についても見ていきましょう。
【検証方法】
02. MVP・Best9・Best20のオーダー数値を比較して差分を確認
まずはMVPとBest9での比較をみてみましょう。
※ rank:Best9の中でのスピリッツの高さの順位を表しています
スピリッツ差をみると、MVPとBest9(平均)の比較では多くの球団でMVPが最もスピリッツが高いという結果が出ています。スピ型はもちろん、特にバランス型でもMVPがスピリッツが高いという結果を見ると、やはりスピリッツは大事でMVPは取るべくして取っているという印象を持ちます。
次にコンボも加味して考えてみます。コンボについては純正の場合はチームコンボ(極チーム魂)がどれくらい出るかどうかの影響がかなり大きいので、下記検証がベストとは言えないのですが、一旦コンボ値×70%とした場合におけるスピ+コンボでの比較を行いました。 ※ GAPが大きいほど差が大きい
こうみると阪神のMVPが独走したことも少し納得ができますね。球団別での分析もしますが、コンボ押しが多かったこともあり、スピリッツで抜けていることが良くわかります。また、西武以外の球団はプラスの数字になっているので、MVPのオーダーはBest9と比較すると良い出来だといえます。
ちなみに唯一西武はマイナスになっていますが、OBを多数いれたオーダー(4人/-700)なのでステが影響してるともいえます。個人的にはMVPはスピが低すぎる印象でしたが、最終日の追い上げ(運)も良かったのでしょう。独自理論で分析もされてオーダー編成を考えていらっしゃいましたしね。
次に、Best9(MVP込み)、Best20でも比較してみます。
全球団でBest9(MVP含む)とBest20ではBest9の方がスピリッツが高い結果となっています。(西武はBest9と20の差が大きいですね…)
コンボも加味すると下記のようになります。
やはりどの球団もBest9とBest20では大きな差がありますね。最終節で順位の入れ替えがあるとはいえ、ある程度妥当であるともいえます。
ということで、次の検証に進みたいと思います。こちらの記事からどうぞ。